今回は、娘が10ヶ月検診の医師の診察で「目線が合いづらい」と言われ、再検査になったお話です。
目次
10ヶ月の頃の娘の特徴
落ち着きがない
娘は、15分以上の抱っこ紐やベビーカーが苦手で「下ろせ〜!」と反り返ってしまうことがしばしばでした。
検診には、一人で対応できる自信がなかったので母と一緒に行きました。
案の定、受付を済ませ膝に座らせて待っている時も落ち着かず騒ぐ娘・・・・。先生のお話を聞く時も、動いて騒ぐ騒ぐ・・落ち着いて話が聞けないので、母が娘を連れて部屋の外に出て行くような状況でした。
人見知りがあまりなく、後追いも少ない
久しぶりに会う私の母に娘を預けて私が2時間ほど外出しても平気で、私が帰ってきても特にリアクションなし・・など人見知りがあまりありませんでした。(その様子を見て私の祖父が「お母さんって認識がないんじゃないか」と言ってきてショックでした・・。)
後追いもあまりしない方で(全くではない)、児童館などに行っても場所見知りせず私の元を離れておもちゃに行ってしまうタイプでした。初めて会う保育士さんに預けて私がトイレに行ってしまっても泣いたりしませんでした。
医師の診察で「目線が少し合いづらいね・・」と言われる。
体の発育は問題なしでした。何事もなく終わると思いきや・・?
小児科医
めんたいママ
小児科医
めんたいママ
小児科医
めんたいママ
小児科医
「目線が合わない」
指摘されると、そうかも・・。と思いはじめ、思い始めると止まらなくなってしまいました・・。
そして、ぬいぐるみで目線を合わす・・?それに意味はあるのだろうか・・と思いました。
保健師さんとのお話でも「確かに合いづらい」と言われる。
小児科医の先生の後は、保健師さんとの面談でした。
「目線が合わない?そんなことないよ!」と言ってもらえると思っていたけど、まさかの保健師さんからも
「確かに合いづらいね・・。気になるようであれば、1歳になった頃に赤ちゃん相談に来てみますか?予約を入れておきますね。」
とのことでした・・。
まさかの診断にショックを受け、その後はネット検索魔に・・。
一緒に来てくれた母には「あまり気にしないようにね」と言われましたが
「目線が合わない」そして「落ち着きがない」娘に対して不安しかありませんでした。
母と別れ、抱っこ紐で娘を抱えながらの帰り道、涙が止まらなくなりました。
「目線が合わない 赤ちゃん」で検索すると出てくるのは「自閉症」の文字でした。目線が合いづらいのは自閉症の代表的な特徴の一つでした。そのままひたすら検索魔になり、どんどん不安の中に落ちていきました。
主人も母も「目線が合わないなんて思ったことない」と言っていましたが、一番近くにいる私が「合わない」と思っているのでなんとも言えませんでした。
「目線が合わない」と言われ、始めたこと。
・ぬいぐるみで話しかける(半信半疑・・)。
・児童館や子供広場など、遊べる場所にこれまで以上に連れて行く。
・公園の砂や草を触らせるなど、色々な経験をさせる。
・赤ちゃんスイミングをはじめる。
・ミルクを飲ませるときは膝に頭を乗せさせ、娘の目をジーーっと見ながら与える。(娘は遠くをみながら飲んでます)
・絵本の読み聞かせは膝に座らせて読む。
公園に連れて行くこととスイミングは子供の発達に詳しい友人がアドバイスをくれて実践しました。
絵本の読み聞かせ方は、児童館の先生に「赤ちゃんは、お母さんとぴったりくっついて読み聞かせると安心するし、膝の上に座らせて待たせることの練習にもなるよ」と言われ実践しました。
10ヶ月検診を境に娘との関わり方が変わりました。
それまでも育児に手を抜いていたつもりはありませんが、私は心のどこかで「赤ちゃんは放っておいても育つ」という意識がありました。抱っこするのも必要最小限だったし、娘が何か要求しても我慢させることも多々ありました。(全てに対応して、甘やかし過ぎてもな〜と思っていました。授乳中もTVやスマホを見ながらあげたりしていました。)
でも、10ヶ月検診が娘との関わり方を見直すきっかけになり、たくさん抱っこし、最大限娘の要求に答え(娘が何か要求すれば家事を止めて駆けつける。)TVもほとんど付けず、児童館にも頻繁に行くようになりました。どの育児書をみても、とにかく子供と沢山関わった方が良い、沢山赤ちゃんを抱っこしてください、と書いてあり、それを参考にし行動しました。
ただ、あまりにも必死になり過ぎて、もうすぐ一歳だからコップ飲みをさせないと・・と焦ったり、バイバイができない娘をみて落ち込んだり、相変わらず人見知りがない娘を見てショックを受けたり、娘の要求に答えることに疲れてしまったり、TVがつけれないことへのストレスなど・・とても感情の上がり下がりが激しい時期でした。
色々考え過ぎて、それまではいつも笑顔で離乳食をあげていたのに、うまく笑うことができず、無表情で娘に離乳食をあげていた時もありました。
沢山の人に相談し、救われました。
この時期、沢山の人に娘のことを相談しました。
娘をどうすれば良いか相談したけれど、こんな小さな娘に何かをするではなく、母親である私がとにかく前向きに笑顔でゆっくり娘の成長を見守ることが大事なんだと気づかされました。笑わないお母さんなんて、赤ちゃんは不安になりますよね。
ある友人には「赤ちゃんの今が一番可愛い時期なのに悩んでいることが勿体無いよ。不安かもしれないけど今を楽しんでね。」と言われました。
また別の友人には「何かの障害が見つかったとしても、昔に比べれば、今は沢山フォローしてくれる環境が整っているから安心して。障害を持ったお子さんの家庭を沢山見てきたけど、大変ではあるかもしれないけど決して不幸には見えないよ。」と言われました。
本当に、周りの人に恵まれたなあ・・・と思います。
色んな言葉に心が軽くなりました。
今でも時々不安になってしまうこともありますが(成長を焦ったり、落ち着きがない娘を見て心配になったりもしますが)ゆっくり成長を見守っていけたらいいな、と思います。